30代から看護師へ クリニカルラダー

今年も終わりが近づいてきましたね。

今後クリニカルラダーが変更になるため、駆け込みでラダー取得する人続出です。

ラダー取得してきているけれど、大変な思いをして取って、何かメリットがあるのだろうかと毎回感じてしまいます…。

なので、少しでも前向き捉えるために、今更ながら調べてみました。

(本当は理解できていないと、認定もらってはいけなかったのでしょうけど( ;∀;))

 

クリニカルラダーの開発背景

2025年に向けて、世界に例のない少子・高齢・多死社会を迎える日本では、医療提供体制の変化に伴い、暮らしと医療を支える看護提供システムの構築が求められています。その実現には、基盤となる看護実践能力の強化や、働く場、働き方の多様化の理解と推進が必要となります。そこで、あらゆる施設や場で活動可能な看護師の育成・教育支援、継続性の強化のため、個々の看護師が所属する施設の枠にとどまらず、全国のレベルで共通して活用可能な指標として、「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)」が開発となった。

 

開発目的

1.看護実践の場や看護師の背景に関わらず、すべての看護師に共通する看護実践能力の指標の開発と支援

2.看護実践能力の適切な評価による担保および保証

3.患者や利用者等への安全で安心な看護ケアの提供

 

看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)の概要

看護師の能力開発・評価のシステムの1つです。看護師の看護実践能力を段階的に表し、各段階において期待される能力を示し、到達度によって看護師の能力が示されるシステム。クリニカルラダーの活用により、看護師は能力段階を確認しながら自己研鑽や人材育成を目指すことが可能。

特徴

1.あらゆる施設や場におけるすべての看護職に共通する能力として、看護実践能力に焦

 点化している

2.看護の核となる実践能力を「論理的な思考と正確な看護技術を基盤に、ケアの受け手

 のニーズに応じた看護を実践する能力」と定義している

3.看護実践能力の構成は、「ニーズをとらえる力」「ケアする力」「協働する力」「意

 思決定を支える力」の4つの力としている。4つの力は密接に関連し、どの場において

 も発揮されるものです。

 ニーズをとらえる力→受け手をとらえ、判断し、その人に適した方略を選択する

 ケアする力→ケアの実践・評価を行う(PDCAサイクルや看護過程の展開)

 協働する力→ケアの受け手を中心に、情報やデータを多職種間で共有し、ケアの方向

       性を検討、連携する

 意思決定を支える力→ケアの受け手が立ち会う場面(治療、最後の迎え方など)にお

           いて、その人らしい選択ができるための意思決定を支える

4.習熟段階は、レベルⅠ~Ⅴの5段階です

 

 

ねらいは「看護実践能力の指標の共通化ですね。

今後は、大規模医療機関だけでなく、高齢者介護施設訪問看護でも活用されることを想定しているとか。

 

*今まで自病院で使用していたラダーはキャリアラダー。

 そういえば、キャリアラダーって書いてたな。

 違いが分かっていなかったです…( ;∀;)

 クリニカルラダー

  臨床看護の実践レベル

  看護師の看護実践に必要な能力を段階的に表現したもの

 キャリアラダー

  看護師の専門的な能力の発達や開発、臨床実践能力ばかりではなく、管理的な能力

  段階や専門看護師・認定看護師・特定行為研修終了看護師としての段階なども含む

 

 

クリニカルラダーこれからなんでしょうけれど、今までもラダーを取得していないベテランNsは多く、ラダーと能力の比例難しいですね。

うちの病院でのラダー取得メリットなんだろうって、やっぱり思ってしまう。そのレベルに見合った研修参加できるくらいなのかな…。取ってなかったら、それくらいの能力あっても参加させてもらえないから。

正直、ラダー取ったら、手当がつくとかして欲しいな~。