30代から看護師へ SDGs

最近「SDGs」聞くようになってきたなと思います。

 

持続可能な開発目標(SDGs) 国連開発計画

①貧困をなくそう

②飢餓をゼロに

③すべての人に健康と福祉を

④質の高い教育をみんなに

ジェンダー平等を実現しよう

⑥安全な水とトイレを世界中に

⑦エネルギーをみんなにそしてクリーンに

⑧働きがいも経済成長も

⑨産業と技術革新の基盤をつくろう

⑩人や国の不平等をなくそう

⑪住み続けられるまちづくりを

⑫つくる責任つかう責任

⑬気候変動に具体的な対策を

⑭海の豊かさ守ろう

⑮陸の豊かさも守ろう

⑯平和と公平をすべての人に

⑰パートナーシップで目標を達成しよう

 

持続可能な開発目標(SDGs)は、ミレニアム開発目標MDGs)の後継として2015年に国連が採択した。SDGsには17の目標があり、貧困や飢餓をなくす、健康や教育を改善する、気候変動と闘うなど、世界の持続可能な開発目標が幅広く網羅されている。191の国連加盟国が2030年までにこの新たな目標を達成することに合意した。

SDGsの目標③の中心となるのが健康、すなわち、あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する、である。そしてSDGs目標③において、看護師が重大な役割を果たすことは言うまでもない。一方で、健康の社会的決定要因(SDH)と称される教育や貧困など、他のSDGsを遂行していく際にも、看護師の仕事が大きな影響を及ぼす。SDHは、人が産まれ、成長し、働き、生活する環境であり、健康および日常生活状況に影響を及ぼす。看護師は、人々が最適な健康を獲得することを支援しようと努める同時に、その業務は頻繁にSDHへの取り組みが含まれるため、看護師は幅広い健康状態と個人や住民の健康との関連を理解している。

                

 

看護師がSDGsに注意を払わなければならない理由とは?

1.看護師は人々をケアする。

看護師は個人や集団の健康を向上させる職業である。これは、看護の中核の根底を成している。ICNの看護の定義は「看護は、あらゆるヘルスケアの場および地域社会において、健康の増進、疾病の予防、および身体的精神的に健康でない、あるいは障害のある、あらゆる年齢の人々のためにケアを含合する。この広い範囲のヘルスケアの中において、看護師にとって特に関心のある現象は、現にある、あるいはこれから起こるであろう健康上の問題に対する個人、家族および集団の反応である」と述べている。それゆえ、看護師として私たちは、子供たちが産まれる場所、人が成長する場所、生活、働き、そして年を重ねていく場所について当然懸念する。

 

2.それは正しい行動である

すべての基本的原動力をなっているのは、社会正義である。私たちがSDGsについて学び、貢献しなければならない理由とは、それが正しいことだからである。私たちは子供と妊産婦の死亡を防ぐことができる。極度の貧困を終わらせることができる。生活の質を向上させることができる子供が学校に通うことを保証できる。暴力や抑圧を終わらせることができる。司法へのアクセスを持つことができる。SDGsは看護師として私たちが持っている知識を活用し、より健康でより素晴らしい世界を作り上げる機会を提供してくれている。

 

3.変化を起こすことは可能である

ミレニアム開発目標MDGs)の下、世界は平均寿命の延長、乳幼児死亡率の低下、子供の就学率の増加、極度の貧困の低減、および安全な水や衛生へのアクセス向上といった素晴らしい向上を目の当たりにしてきた。SDGsに設定されている意欲的なターゲットについて懐疑的に思うかもしれないが、MDGsは、前進は可能であり、限りない人々の生活が恩恵を受けるであろうことを実証している。

 

4.私たちの健康にかかわることである

SDGsは、低所得国の人々だけに関することではない。私たち皆に関わることである。これらのターゲットを実現させることで、私たちのコミュニティや家族の生活、そして私たち自身の健康までもが向上する。SDGsが重要なのは、あなたが重要だからに他ならない。

                    (2017年国際看護師の日 抜粋和訳より)

 

*「看護師は、あらゆる場における、また生涯を通じた人々の健康ニーズに対応する。看護師の役割は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジや持続可能な開発目標といった世界的な任務の達成に欠かせない」

        Dr.マーガレット・チャン、世界保健機関、事務局長


ということで、看護師がSDGsに深くかかわっているのですね(*^^*)