本 身体抑制のない看護

ゴールデンウイーク明けて通常業務です。

例年通り、連休中は患者数減りますが、寝たきりや認知症など目の離せない患者さん率が高かったです。

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 この本のように、身体抑制ゼロ実現したいですが、スタッフの人数も満足ではなく、忙しい状態では、なかなか難しいですね。

 

しかし、参考になる取り組みは多々ありました。

<入院生活への適応を促進するために、生活リズムを整えるケアの基準>

見る、聞く、話すに対するケア

・ふだん使用している補助具を使用する(メガネ、補聴器、義歯、杖など)

・説明時は、患者にとって見やすい文字の大きさ、内容、スピードで行う

・患者の見える位置に、時計やカレンダーを置く

・患者の見える位置に立ち、ゆっくり近づき、落ち着いた声で話す

活動と休息のバランスのためのケア

・夜間は十分に休めるよう、入院前の睡眠パターンを把握する

・起床時は、声の大きさに気を配り、笑顔でさわやかに挨拶をする

・朝日が入るよう、ブラインド・カーテンを開け、室温、臭気を調節する

・モーニングケア/イブニングケアを行う

・本日の予定を説明する

・安静の範囲内で、良肢位で起座位、体位変換、体操、散歩などをとり入れる

・安静制限のない場合は、1日1回はベッドサイドに立つ機会をもつ

・馴染みの物品を手にする(新聞、書籍、クッションなど)

・十分な睡眠が得られるように患者の状態に合わせたケアを行う(トイレ誘導、洗面、

 口腔ケア、手浴・足浴、冷罨法、心地よい音楽を聴く、温かい飲み物を飲む など)

・夜間の室内の光調節(ブラインド、カーテンを閉める、足元灯のみ転倒する など

・特に夜間はナースコール、点滴のアラーム、携帯電話の着信音に配慮

苦痛症状を緩和するケア

・解熱処置(寝具の調節、室温の調節、冷罨法)し、解熱後の発汗に対して、清拭・更衣を行う

・痛み・かゆみを緩和(さする、タッチング、冷罨法)

・尿意、便意への対応(飲水調節、腹部のマッサージ)

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全ての患者に入院期間中を通して「せん妄予防ケア」