自分が新型コロナウイルスにかかった場合、ペットの世話はどうすべき?
(アニコムより)
人に対する接触を制限するのと同様に、ペットは家の中で隔離することが望まれます。当然、ペットや他の動物との接触も極力控えてください。どうしてもペットの世話をする、あるいは近くにいる必要がある場合には、ペットを触る前後に手洗いをして、マスクをするしかありません。もちろん、撫でる、くっつく、キスをする、顔を舐めさせる、同じ食べ物をシェアするといった接触も避けてください。
感染の可能性がある動物を隔離入院させられる動物病院も少ないと考えられます。飼い主が軽症の場合は、ご自身での世話を行ってください。
もし、飼い主が入院しないといけない場合には、ペットの世話は家族の別の人に任せる、あるいは信頼できる預け先にお願いするといった対応がよいでしょう。
その際には、ご自身が感染したことを相手先にも申告し、十分注意して世話をしてもらう必要があります。保健所にも申告する必要があるかもしれません。
なお、感染した方が生活していた場所にペットを残し、知人やペットシッターに世話を依頼するといった方法は、感染症対策の観点から望ましくありません。
自分や家族が感染した際、ペットに対してすべきこと
【感染した人に、ペットと近づけない】
ペット自身の身体にウイルスが付着しないよう、感染した人が療養している部屋にペットが出入りしないようにしてください。汚染したマスクやリネン類にも接触しないよう注意が必要です。
【ペットを知人宅やペットホテルに預けるときは】
飼い主側が預け先に連れていく場合
感染した飼い主と濃厚接触していない方に協力をお願いして、ペットを届けてもらうようにしましょう。
・ペットはキャリーバッグに入れて連れていきましょう
・できれば、預かる側で用意したキャリーバッグに入れ替えましょう
・無理な場合は、預かったキャリーバッグを次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒してください
・預かる側は、マスク・グローブ・エプロン・メガネといった防護服を装着しましょう
預かる側が飼い主宅にペットを受け取りに行く場合
・飼い主宅はウイルスで感染していることに注意しましょう
・入室前に、マスク・グローブ・エプロン・メガネといった防護衣類を装着しましょう。これらを破棄するための容器も用意してください。
・できれば2名で預かりに行きましょう。1名は汚染環境に入らない人として、入室する人の防護服着脱を手伝うなど、汚染拡大防止につとめてください。
・預かる側で用意したキャリーバッグにペットを入れます。飼い主のキャリーバッグを使用する場合は、キャリーバッグの外側を消毒してください。
シャンプーをする
ペットの毛を介してウイルスが伝播しないよう、シャンプーをしてください。シャンプー(界面活性剤)でウイルスを消毒することができます。
・防護のため、マスク・グローブ・エプロン・メガネを装着しましょう
・可能であれば屋外で、屋内で実施する場合は、後で消毒しやすい環境で行ってください(余計なものを片付ける、ビニールシートで被うなど)
・お湯の勢いは弱くしましょう。毛に当たったお湯が跳ね返って、ご自身や周りに飛び散ることを防ぐためです
・丁寧にお湯で流したら、シャンプーをしてください。シャンプー剤を使う前に体を振らせないように注意してください。
・すべての工程が終了したら、防護に使ったものを外しましょう。ペットを拭いたタオルや防護に使用したものは、一般的な家庭用洗剤で洗濯すれば再利用可能です。
預け先でのペットの扱いで注意すべきこと
・ペットはウイルスを保有しているかもしれません。14日間は隔離が望ましいでしょう。
・キスをしない、お皿を共有しないなど、適切な衛生を保ちましょう
・糞便を取り扱う際は、マスクやグローブを着用してください
首輪やキャリーバッグの消毒方法
首輪やリード、キャリーバッグなどのグッズは0.05%に薄めた家庭用塩素系漂白剤で拭いて消毒しましょう。その後、塩素を拭きとるためもう一度水拭きしてください。
家もペットがいるし、いつも利用しているペットホテルは感染したら預かってもらえないので、もし感染したらどうしようかと悩み中です。都会の獣医学会サイトでは指示があったり、アニコムプロジェクトで預かりを東京近郊施設から始めているみたいですけど、地方はまだまだ。今のうちに探しておかなければ💦