4日、厚生労働省から日本国内で確認された感染者は、無症状を含む20人と4なりましたね。
<濃厚接触者>
1.同一住所に住む家族ら
2.診察や搬送などに関わった医療関係者
3.分泌物や体液に触れた人
4.手で触れられる、対面で会話が可能な距離(目安は2メートル)で接触した人
*2~4は必要な感染予防策を取らなかった場合を想定
医療者は特に標準予防策しっかりしていきたいですね。
感染対策の基礎知識
感染症対策の原則
感染成立の3要因への対策と病原菌を
1.持ち込まない 2.持ち出さない 3.拡げない
感染成立の3要因
1.病原体(感染源)の排除
2.感染経路を遮断する
3.宿主の抵抗力の向上
感染症対策ではこれらの1つでも取り除くことが重要です。特に「感染経路の遮断」は感染拡大防止のためにも重要な対策となります。
感染経路予防対策
1.接触感染予防
2.飛沫感染予防
3.空気感染予防
一般的に
・手指消毒、流水による手洗い
・咳やくしゃみをしている場合等のマスク着用
・マスクがない場合は、せきやくしゃみをする際にティッシュやハンカチで口や鼻を覆う
・環境整備
・血液、体液、分泌物、嘔吐物、排泄物を取り扱うときは、手袋を着用するとともに、これらが飛び散る可能性がある場合に備えて、マスクやエプロン、ガウンを着用
標準予防策(スタンダードプリコーション)
感染症の有無にかかわらず、すべての患者を対象に、汗を除くすべての血液・体液、分泌物、排泄物、創傷のある皮膚・粘膜は伝播しうる感染性微生物を含んでいる可能性があるという原則に基づいて行われる標準予防策。
手指衛生
以前は一処置一手洗いでしたが、現在は空間的な区分による手洗いですね。
しかし、正しい手指衛生は、方法・量・タイミングがすべて適切な場合を示しますが、繁忙は現場では正しい手指衛生を常に実施することは大変ですが、意識が大切。
現在はスタンダートとなった「手指衛生の第一選択はアルコール手指消毒剤」という考え方は、2002年米国疾病予防管理センター(CDC)の手指衛生ガイドラインで提唱されたものであり、歴史はそれほど長くない。
アルコール手指消毒剤が手指衛生の第一選択となったのは、アルコール手指消毒剤が、流水手洗いよりも業務効率が高いことや、殺菌効果が高く、手荒れも低減できることが報告されている背景がある。
流水による手洗いを優先しなければならない場面は、手に見える汚れが付着している場合と、アルコールに効果が期待できない病原体の関与を疑う場合である。
適切なタイミングで手指衛生を行うには空間的な区分を理解することが重要。
世界保健機関(WHO)によると、医療施設の空間は患者ゾーンと医療エリアの2つに分けられる。
患者ゾーンは、患者およびその周囲を指し、個室であればドアを、総室であればカーテンを境界としてとらえると分かりやすい。医療エリアは、患者ゾーン以外の場所を指す。
☆手指衛生の5つのタイミング(5moments)
①患者に触れる前に
②清潔/無菌的な操作の前に
③体液に暴露された可能性があるときに
④患者に触れた後に
⑤患者の周囲に触れた後に
改めて自分の標準予防策見直しですね。
自宅では、手洗い・うがい。そして、コモスイ濃度上げて、せっせと消毒してます。
*コモスイ
厚生労働省が食品添加物として認可する「次亜塩素酸ソーダ」と「希塩酸」を特許製法により、水と希釈混合し、生成された除菌・消臭剤