PNS導入して3~4年経ちました。
年も明け、そろそろ次の年間パートナーを考え始める時期ですね。
PNS:パートナーシップ・ナーシング・システム
看護師が安全で質の高い看護を提供することを目的に2人の看護師がよきパートナーとして対等な立場でお互いの特性を生かし、相互に補完し協力し合って、毎日の看護ケアをはじめ、委員会活動、病棟内の係の仕事に至るまで、1年間を通して活動し、その成果と責任を共有する看護方式
パートナーシップ成功の条件
1.価値と情報を共有すること
・互いの「違い」を生かす
・とちらが上でも下でもない「対等な関係」
・両者の絆は両者に生まれる「信頼感」
・情報を抱え込まず、すべての情報を徹底的に「共有」する
2.パートナーシップマインドを持つこと
・自立自助の心
・まず与える心
・複眼の心
3.価値(アウトプット)に注力すること
・価値情報を先に与えるアウトプット志向の発想を持つ
・give & give
・感謝の心
パートナーシップマインドとは?
他者に依存するのではなく、1人のプロフェッショナルとして自らの頭で考え、自らを助ける心のもち様
<3つの心>
①自立・自助の心
他人の思惑や評価を気にせず、事の良し悪しの判断基準を心に持つ
②与える心
相手に求める心を捨て、与える心を育てることからスタート
③複眼の心
様々な視点から物を見ることを心がける
<必要な3つの要素>
①尊重
価値あるもの、尊いものとして大切に扱うこと
②信頼
信じて頼りにする、頼りになると信じること
③慮る
周囲の状況をよく考え、思いめぐらすこと
パートナーで大切なこと
・コミュニケーションが大切⇒ささいなことでも伝えよう
・「おつかれさま」「ありがとう」のねぎらいの気持ちを言葉にして伝えよう
・「していると思った」「あの人の仕事だ」との考えはなくそう⇒責任と成果を共有
・先輩-後輩といった序列関係ではなく、持ち味の違うスタッフの協働で生まれる相乗
効果を期待しよう
先輩:看護の経験値が多い 後輩:最新の医療・看護とうい形式知を持つ
・指導する人-指導される人、指示する人-指示される人、命令する人-命令される人では
PNSとは呼ばない。対等な関係です。
一人一人がこのパートナーシップマインドを持つことが大切
年間パートナーを選ぶには
・まずは自分の性格や特性を客観的にみて、自分自身を知る
例:性格、長所・短所、仕事の仕方、年齢、目指す看護師像…etc
・「自立した対等な立場」が基本。シナジー効果を期待し、違いを生かせるパートナー
を選ぶ
・日々のコミュニケーションを大切にし、自分以外のスタッフに関心を向ける
・相手の長所を探すことを心がける
・組織の目標を達成するために、組織の中で自分の力を最大限発揮し、成果をあげられ
るようなパートナーを自ら探す
一年間振り返り、そして今後の方向性を考えながら、選定会に向けてパートナー探ししてみます。