30代から看護師へ 介護予防指導士

中堅どころとなり、今後のキャリアや方向性に悩む。

認定看護師や専門看護師を目指せればよいが、そこまでの気力・体力・生活状況ではない。

現在の高齢化や自分の興味ある分野を考えて、少しでもプラスになればと、「介護予防指導士」の講習に参加してみた。

 

介護予防指導士とは

多くの方が豊かな老後を過ごせるように、要介護者ばかりでなく、元気な方をも対象として介護予防を指導する資格。

この資格は、日本介護予防協会が実施する講習を受講し、終了の認定を受けた方に与えられる。資格取得後は、「筋力訓練指導」「ストレッチング」「転倒予防」「栄養ケア」「口腔ケア」などの指導を行うことができる。既に取得している資格に知識と技術をプラスすることで、仕事の幅を広げ、地域包括ケアシステムの中で介護予防の担い手となることができる。

 

介護予防指導士講習が選ばれる理由

・すぐに実践指導に臨める

・いつでもどこでも指導できる方法を学べる

・短時間で学べる(3日間)

 

講習について

・10科目 21.5時間 54000円(認定代、テキスト代含む)

 3日間

 介護予防概論     2.5時間

 測定と評価      2.5時間

 救急蘇生       2時間

 ストレッチング    2時間

 リハビリテーション  3時間

 口腔ケア       2時間

 栄養ケア       1.5時間

 筋力訓練指導     2.5時間

 転倒予防       2時間

 認知症ケア      1.5時間

 

受講対象者

 介護系(介護福祉士、ヘルパーなど)

 看護系(看護師、准看護師保健師など)

 リハビリ系(理学療法士作業療法士言語聴覚士など)

 運動指導系(健康運動指導士、健康運動実践指導者など)

 その他、高齢者に関わる資格を持っている人。

 上記資格の養成学校などを卒業見込みの人

 

 

実際、講習に参加すると、看護師もいたけど、やはり圧倒的に介護職が多かった。

救急蘇生や認知症については、看護師として詳しく学んでいるので、物足りなさを感じた。しかし、あとは普段関わってはいるけど、詳しくない分野だったので、知識や技術を広げる意味では受講してよかった。ストレッチングや筋力訓練も道具を使わないで、すぐに実践できる方法を教えてくれるので、患者さんとのちょっとした関わりにも生かせている。

アットホームな講習で、終了テストも選択式でそれほど難しく、無事修了証・認定証をもらうことができた。